ドコモがオススメしている「docomo with(ドコモウィズ)」。DMで月額280円でスマホが持てると書いてあり、「そんなに安いの?」と驚き。実際の月額料金を調べてみました。格安SIMの料金とも比較してみました。
6月以降は新規受付停止
docomo with(ドコモウィズ)は2019年6月以降新規受付を停止しています。
スマホ代を抑えたい人はスタンダードモデルがおすすめ。人気の機種をこちらにまとめています。
参考ドコモの機種変更で安いスマホはどれ?おすすめ機種の比較【2019年6月版】
すでにドコモウィズで割引を継続させたい人は条件をこちらにまとめています。
参考docomo with終了。割引を継続させてお得に使い続ける方法【機種変更前にチェック必須】
結論としては
280円というのは本当だけど、嘘(どっちやねん)。実際は格安SIMよりは高い。でも実質値下げで選ぶメリットもあり。
でした。本当に月額料金が280円だったら格安SIMいらないです。
とはいってもプランとしては安くなっているので、ドコモユーザーさんは一度確認してみてください。
docomo withの適用方法。毎月1500円割引
docomo withを適用させる条件はこんな感じ
「docomo with」対象端末購入日から適用 > (月途中に「docomo with」対象端末を購入の場合、割引額は日割り)
以下のいずれかに該当した場合、翌月から適用となります。
- 必須パケットパックを「翌月から適用」とした場合
- 月々サポート及び重畳適用不可のキャンペーン割引※を適用中の場合
※「月々サポート」「はじめてスマホ割」「シニア特割」「ドコモの学割2017(1,000円/月割引)」「シニアはじめてスマホ割」
以下のいずれかに該当した場合、前月末までの適用となります。
- 「docomo with」対象外端末への機種変更
- 端末購入補助(月々サポート・端末購入サポート等)を適用せずに定価で購入した場合やSIMフリー端末等の既にお持ちの端末にSIMを差し替えて利用した場合は「docomo with」を継続適用 >
- 適用条件(対象料金プラン/必須パケットパック)を満たさなくなった場合
- 回線解約
docomo with対象機種を購入した日から日割りで割引が適用になります。月月サポート(端末割引)と併用できないのは注意。
docomo with対象機種は現在7機種。iPhoneはありませんが、AQUOS・エクスペリアarrows・Galaxy等、主要メーカーのスマホはそろっています。こちらの記事で全機種の比較をしています。
参考ドコモウィズおすすめ機種は?全10機種を比較【docomo with】
docomowith端末から、他の機種(iPhoneXとか)に端末サポートありで機種変更した時点でdocomowithの対象では無くなります。
端末サポートなしで購入した場合や他のSIMフリー端末に機種変更した場合でも、docomo withの割引が継続されると明記されているのは結構すごい。実質docomoで出している機種以外への機種変更もOKと大々的に言っているような感じです。
280円のカラクリ。280円になるのは子回線です
docomo with自体は1500円の割引です。
「じゃあ、280円って言ってるのはどうういうこと?」
と思った人のために、月額280円になる具体的なプランを書いてみます。 280円の場合はこんなプラン
シェアパックオプションを使うことが前提になっています。シェアパックは誰かとパケットを分け合うプラン。親回線がパケット料を全額負担して、子回線はシェアオプション料金のみ負担する。子回線なので、こちらはパケットの料金はかかりません。
シェアパックの料金はこちら。
めっちゃ高い。子回線がパケット通信料かからない分、親回線がこのパケット通信料を負担する必要があります。
なので、「家族みんな280円」というわけにはいきません。
実際、普通に利用した時のドコモウィズの料金
では実際、一人でドコモウィズを適用した時の月額料金を見てみます。
月額2480円。
少し前までは、もう少し高かったのですが、ベーシックパックという新料金プランが出て少し安くなりましたね。
ベーシックパックのメリットとデメリットについてこちらに詳しく書いています。
確かに安いのですが、広告の感じだと280円でdocomoが持てるようにも見えたのでちょっと拍子抜けした気分。
ドコモウィズはお得なのか。格安SIMとの比較
ドコモウィズの料金は普通にdocomoを使うよりお得にはなるのですが、格安SIMと比べてどれくらいの値段差があるか調べて見ました。
今回比較したのは格安SIM大手のmineo。同じ条件なので、1GBで無料通話なしを選んでます。
マイネオは1500円。docomoも、マイネオも、無料通話はついていません。ほぼ同じ条件で1000円くらいの差ですね。
mineoの方が安いのですが、1000円くらいの値段差なら、ドコモを使いたい人も結構いる気がします。
ドコモウィズのメリット
メリット1有名メーカーのスマホが購入できる。
ドコモウィズのメリットの一つは魅力的な端末。docomo withの対象機種を見てみると、GalaxyやAQUOS、arrowsなど、有名メーカーがラインナップされています。
フラッグシップモデル(各メーカーが出している最新モデル)に比べると性能は抑えめですが、それでも普段使いには全く支障ありません。その分価格も抑えめ。
格安スマホや家電量販店のスマホだとちょっと心配という人も、馴染みのあるメーカーなので安心感あります。
個人的には最新のVRとかいらないから安いスマホがいいと思っているのでdocomo withのスマホでいいです。
メリット2ずっと1500円割引
Docomo withのもう一つのメリットはずっと1500円割引があるということ。
普通、端末割引は支払いのある2年間のみ。1500円の割引は実質的にはドコモウィズの端末割引くらいの料金なのですが、ドコモウィズの割引は2年過ぎてもずーっと続きます。
同じ端末を長く使えば使うほどお得になる仕組み。
他のSIMフリースマホに差し替えても割引は続きますが、docomoもスマホ売りたいだろうし、もう少したったらキャンペーンとか新プランとか、出てくるんじゃないかと期待しています。
docomo withのデメリット
月額料金が割引になるdocomo withにもデメリットはあります。
格安SIMよりは高い
docomo withは普通にドコモを使うよりは安いのは確かです。ただ、格安SIMより安いかというと、残念ながら格安SIMの方が安いです。
ドコモショップでのサポートがあることを考えたらそんなに高くないのかな。機種変更くらいしかドコモショップいかないという人は、格安SIMの方が得です。
端末サポートは適用できない
ドコモなどの大手キャリアだと、月々の料金からスマホ本体代金を割引してくれるサービスが一般的。スマホによっては月々の割引と相殺になって実質0円で購入できる機種も結構あります。
一方、docomo withの場合、毎月1500円割引になるかわりに端末サポートはありません。つまり、docomo with対象機種は全額自分で支払う必要があります。
ただ、docomo with対象機種はスペックが抑えめな分、価格も安め。毎月の1500円割引を実質の機種購入サポートと考えると、機種サポートより安い機種も多いです。
iPhoneを割引で買いたいという人なんかはdocomo withは向きません。
docomoを使い続けるならdocomo withも検討したい!
格安SIMよりは割高とは言ったのですが、格安SIMにするのはちょっと・・・という人にはおすすめのプラン。
格安SIMだとお昼の通信速度が遅くなるリスクもあるし、2500円くらいで安定したドコモの回線を使えるというのは大きいメリット。
docomoを使い続ける、でも月額料金を安くしたいという人に、docomo withはおすすめです。
docomo with対象機種は店舗での割引はほぼありません。事務手数料がない分、オンラインショップで手続きするのがおすすめです。
こちらにこの前機種変更した時の手順を載せています。15分でできました。
ガラケーならこちら